-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006-07-01 12:20 | カテゴリ:東野圭吾
片想い
 毎年開かれている大学時代のアメフト部の集会の後、当時マネージャーだった美月が姿を現す。元QBの西脇哲朗に、ずっと性同一障害であったこと、自分がバーテンをしている店の女につきまとっていたストーカーを殺したことを告白する。

 読み始めたときは美月を守る話が延々と続くのかと思ったけど(そんなはずはない(^^;)、3分の2くらい進んだ所で一気に謎も真実も秘密も明らかになり結末を迎える。
 元マネージャーで哲朗の妻となったカメラマンの高倉理沙子、新聞記者のTE早田、かつて美月と交際し重役の娘と結婚したRB中尾等々当時の部員達それぞれが様々な思いや秘密を抱いて生きてきた事が明らかになる。
 もう一度読み返すと伏線が散りばめられてなるほどと思わせる。

 トリックというほどではないけど人間の入れ替わりが使われていて、その苦労が描かれている。別人に成り代わる事は難しく、現実の世界ではやっぱり簡単に人が入れ替わるなんてできないんだろうなぁ。ミステリーだとそこまでリアリティを求められるんだろうな。でも性同一障害のマネージャーの同級生の母親も性同一障害ってのは設定として偶然過ぎる気がするけど(連城三紀彦の不倫物に匹敵する)。

 なんでこんな特殊な設定を使うかなって思ったけど、女とはこうあるべきだと考える哲朗に男と女をさまよう美月を対比する事で絶対はないんだって言いたかったんじゃないかな(強引(^^;)

(ネタバレ)

 美月が守ろうとした佐伯香里は実は男で立石卓であった。佐伯香里とは男になりたがっていた女性で二人は名前を交換していた。美月も誰かと戸籍を交換しようとしていた。戸石を殺害したのは美月を男装の女性と知った戸石が美月を襲った際に中尾が助けようとして殺害したものだった。中尾は癌に侵され数ヶ月の命であり、戸石を殺害した正体不明の人物として自殺する。
 学生時代のリーグ最終戦で哲朗が決定的なパスを出さなかったのは左目がほとんど見えなかったせいであった。そのことを題材にした台本が元で中尾が事件に絡んでいる事を知り、理沙子もそのことを元に哲朗に対して結婚以来溝を感じていた。
スポンサーサイト
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
コメント(0) | トラックバック(0)

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://anosoraituka.blog69.fc2.com/tb.php/7-d03f0978
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。