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2007-09-16 21:53 | カテゴリ:向田邦子
'81年10月刊

 えっちぃ(^^;。「阿修羅のごとく」でもそうだったけどそのものズバリって描写じゃなくて間接的に匂わすような描き方をしてる。(隣りの女)では壁一枚隔てた向こうで男が女に上野から谷川岳までの駅名を言っていく。その合間に聞こえる声からただ言ってる訳じゃなくて何かしながらって分かってしまう。こっち側ではそれを壁越しに聞いて自分の体をなでている。(幸福)では行為に匂いが絡んでくる。
 平凡な生活をしてても情熱的って言われる人じゃなくても恋に落ちるんだろうな。色んな形はあるんだろうけど。
 (隣りの女)はサチ子が桃井かおり、素子が浅丘ルリ子でドラマ化されてる。イメージ的には逆だけど。

(隣りの女)
 アパート暮らしのサチ子は会社員の夫と二人暮らし。内職でミシンを踏むサチ子は隣に住む峰子が男を連れ込む声を壁越しに聞いていた。ある日いつもと違う男の声が聞こえ、二人の会話にサチ子も体のほてりを感じる。ふとしたことから峰子のスナックを訪れたサチ子はあの日聞いた男の声を店のカウンターで聞き、麻田という名を知る。
 ある日隣の部屋でガス心中騒ぎが起き、サチ子は麻田の会社に連絡をする。それをきっかけに二人は一度だけ関係を持つ。サチ子は恋をしたと思うが、麻田が自分の財布に3万円入れたことに気付き金で買われたと感じる。お金を返すべく麻田に会いに行くがすでにニューヨークへ旅立っていた。麻田を追いかけてニューヨークへ行ったサチ子は麻田に抱かれお金を返す。一方夫の集太郎はサチ子を探しに峰子のスナックを訪れる。酔ってサチ子の部屋へ行く集太郎だったが峰子を抱きかけて部屋を後にする。

(幸福)
 アパートで洋裁の仕事をしている素子は自分たちを捨てて若い女と出て行った父勇造が倒れたとの知らせを受け恋人の数夫を連れ伊豆へ会いに行く。駆けつけた姉の組子は10年前に数夫の兄に振られた過去を持っていた。その夜素子は機械油の匂いが染み込んだ和夫と腋臭に悩む自分との最初の出会いを思い出しながらも、姉と数夫の間に何もないのか思い巡らす。組子のスナックがオープンした日素子は数夫を連れて店を訪れる。組子が前の店の客に刺される事件が起き入院することになる。病室で数夫と組子が過去に一度関係があったことを話しているの聞いてしまう。ふと腋臭の匂いを嗅ぐがそれは自分ではなく組子からだった。

(胡桃の部屋)
 3年前に会社が倒産したことを隠して若い女と家を出てから父親の代わりとして桃子は一家を支えてきた。父を思い母を思い、妹、弟を思って生きてきたがそれぞれはそれぞれの人生を歩んでいた。

(下駄)
 美術出版社に勤める浩一郎はエラの張った四角い顔から「牌」とあだ名されていた。残業の時いつも出前を取る新陽軒の出前持ちは下駄をならしやってきて骨休めのつもりか会社でぐずぐずしているのが常だった。ある日注文を間違うトラブルが起き浩一郎が救うが、出前持ちに廊下に連れ出される。自分は浩一郎の父親の息子だと告白する。

(春が来た) 
 五回目のデートの時、直子は風見に家族の話をするが見栄を張って話してしまう。デートの途中足を痛めたため風見が家まで送る事になり直子の嘘が露見する。その後風見から連絡が来なくなりあきらめていたが、突然風見が自宅を訪れる。それから毎週風見が来るようになりそれまで自堕落だった家族が変わっていった。
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