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2007-04-14 11:56 | カテゴリ:ミステリー
漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件84年9月刊

 ひとつの事件を夏目漱石側とワトソン側から描いた作品。しかも対象がシャ-ロック・ホームズなんで非常に面白かったことを覚えてる。ヒーローのイメージしかなかったホームズが一時的とは言え実は単なる奇人でしかなかったという荒唐無稽さ。例の一目でその人の素性を当ててしまう技も実は全然的外れなものだったとか、バレバレの変装で街を歩くとか。
 事件自体は複雑なものではないけどホームズを読んだ事のある人にはニヤリとしてしまう場面が散りばめられてる。最後はホームズも正気を取り戻し漱石との別れの場面ではヴァイオリンの名手としての腕を披露する。

(あらすじ)
 英国留学中の夏目金之助は夜な夜な亡霊の声に悩まされロンドンで評判のシャーロック・ホームズを訪ねるが、奇妙な言動ばかりであまりあてになりそうになかった。同じ頃ホームズはリンキイ夫人から幼い頃生き別れた弟キングスレイをブッリグストンが探し当て再会したが自分が行李を開けた事により東洋の呪いで弟がミイラにされると恐れおののいていると相談を受けていた。その翌日キングスレイは密室の中でミイラ化した姿で発見された。口の中に「つね61」と読めるメモが詰まっていたためホームズは夏目にその意味を問い掛ける。
(ネタバレ)

 キングスレイは発見当時既にミイラ化しており、リンキイ婦人の財産を狙うブリッグストンがキングスレイに似た者を弟と偽って近付けていた。リンキイ夫人を精神的に不安定にするためにミイラとなったトリックを使った。行李・甲冑の中にミイラを隠しミイラを出した後には偽キングスレイが甲冑の中に隠れ逃げ出していた。メモは「つね61」ではなく逆さで「19thC(19世紀)」の走り書きであった。
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【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
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