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2006-12-02 21:42 | カテゴリ:北森 鴻
狐罠’97年5月刊
 旗師「冬狐堂」宇佐見陶子シリーズの第一作。「旗師」というのは店を持たない骨董商のことを言うらしい。一作目ということもあってか力が入ってるというかミステリー的要素を強く出してる感じ。どちらかと言えば静かに流れる感じが好きなんで「狐罠」の方がいいけどこちらも捨て難い。
【ストーリー】
 骨董商「橘薫堂」から発掘物の硝子碗の贋作をつかまされ「目利き殺し」を仕掛けられた陶子は、元夫のプロフェッサーDのつてで贋作師潮見老人と協力して贋作を作り、橘薫堂に「目利き殺し」を仕掛ける。そこへ鄭富健と名乗る保険調査員が訪れる。
 一方、橘薫堂の古参社員田倉俊子がスーツケースに入った刺殺死体で発見され、練馬署の根岸刑事と四阿刑事が事件を追う。橘薫堂には国立美術館の戸田幸一郎がついていたが細野慎一が新しく加わる。遠州伊賀の贋作を国立美術館の鑑定書を付けボストン美術館の北斎の版木との貸し出し交換を目論んでいた。

 根岸刑事と四阿刑事は橘秀曳が婿養子に入る形で橘薫堂を引き継いだ事を聞きつける。
陶子は、香菜里屋でDから遠州伊賀の貸し出し交換の記事を見せられる。しかしその花器が特殊な茶室にしか同化しない事に気付く。その時鄭富健と市で一緒だった女が細野鞠絵と名乗りDに近付く。
 1963年から64年にかけて日本から招きを受けたフェルナン・ルグロは贋作の洋画を国立西洋美術館に売りつけていった。それに戸田が絡んでいたこと、その翌年橘秀曳が橘薫堂を引き継いだ事を知る。しかし別の事件があったと推測する。両刑事からそのような事件がなかったかと聞かれた陶子は虎松事件を思い出す。それはある貿易商が自分の収集品を売ろうとした所浮谷虎松がそれは自分の作った贋作だと名乗り出た事件だった。陶子はその貿易商が鄭と言う名であったことを思い出し愕然とする。その時戸田幸一郎が自宅マンションで遺体で発見される。
 かつての使用人関谷が陶子の下を訪れ、かつての虎松事件について語り鄭を手助けするよう依頼する。
 陶子は橘に蒔絵の文箱を売却する事に成功するがその直後胃痛で倒れ2週間入院する。見舞いがてらDが持ってきた雑誌には対になる蒔絵の文箱がボストン美術館の北斎の版木と交換貸し出しすると言う記事が載っていた。
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【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
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