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2006-10-28 17:57 | カテゴリ:その他小説
新参教師03年刊
 「邂逅の森」で直木賞と山本周五郎賞を同時受賞した熊谷達也の作品なんだけど軽いな。途中から出てくる私立探偵の田中新一なんか直木賞を同時受賞した奥田英朗の伊良部先生に近い匂いがする。主人公が40過ぎで保険会社の支社長って設定なんだからそれなりの書きようもあるはずだからあえてこの線を狙ったんだろうな。
 最近はこういう人が多いのかな?以前の作家だと作風は大体決まってて題材は違っててもこの人だからこういう雰囲気だろうなって分かったもんだけどね。山本周五郎がコミカルなの書かないでしょ。これなんか「邂逅の森」の雰囲気を期待するとちょっとあてが外れちゃう。きらいじゃないし、それぞれの作品が面白ければそれでいいけど、こんなのも書けるんだぞみたいなあざとさを感じてしまう(そういうつもりじゃないんだろうけど)。
 違う世界へ飛び込んだ主人公のちょっとドタバタ風で、犯人探しっていう多少のミステリーの味付けのある作品。
(ストーリー)
 保険会社をリストラされそうな安藤亮太はたまたま目に付いた教員募集に応募し採用される。中学3年の学級担任となるが、着任早々クルマのタイヤは切られるわ税金泥棒と思いたくなる先生はいるわで外から見ていた学校との違いに戸惑う。ある日教育委員会に自分を誹謗する怪文書が送りつけられる。
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【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:本の紹介
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