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2007-09-23 22:59 | カテゴリ:音楽
林檎と檸檬~村下孝蔵ベストセレクション1. 踊り子
2. かざぐるま
3. 少女
4. 初恋
5. 夢のつづき
6. ゆうこ 他

 もうノスタルジーなのかなぁ。お亡くなりになって新たに表舞台に立つこともないからこれから「初恋」なんて聞いて自分の想いを重ね合わせる青年たちはいないんだろうなぁ。確かに今聞くとニューミュージックとムード歌謡の間って感じもする(両方死語?)。でもこの曲は学生服のCMに使われてた気がずっとしてた。それもかなり昔に。学生服の男の子が石段を駆け上がってく映像が思い浮かぶんだけど。でも83年リリースなんだよね。おかしいなぁ。何と混ざったんだろ。そう言えばH2Oの「思い出がいっぱい」も昔の曲だとばかり思ってて「違いますよ」って指摘されたこともあったっけ(今からすれば昔の曲だけど)。
 亡くなった次の日の朝コンビニで「初恋」が流れていたっけ。誰かが追悼の意を込めてリクエストしたんだろうな。こっちは前の日カラオケで「踊り子」歌ったんだった。
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2007-09-16 21:53 | カテゴリ:向田邦子
'81年10月刊

 えっちぃ(^^;。「阿修羅のごとく」でもそうだったけどそのものズバリって描写じゃなくて間接的に匂わすような描き方をしてる。(隣りの女)では壁一枚隔てた向こうで男が女に上野から谷川岳までの駅名を言っていく。その合間に聞こえる声からただ言ってる訳じゃなくて何かしながらって分かってしまう。こっち側ではそれを壁越しに聞いて自分の体をなでている。(幸福)では行為に匂いが絡んでくる。
 平凡な生活をしてても情熱的って言われる人じゃなくても恋に落ちるんだろうな。色んな形はあるんだろうけど。
 (隣りの女)はサチ子が桃井かおり、素子が浅丘ルリ子でドラマ化されてる。イメージ的には逆だけど。

(隣りの女)
 アパート暮らしのサチ子は会社員の夫と二人暮らし。内職でミシンを踏むサチ子は隣に住む峰子が男を連れ込む声を壁越しに聞いていた。ある日いつもと違う男の声が聞こえ、二人の会話にサチ子も体のほてりを感じる。ふとしたことから峰子のスナックを訪れたサチ子はあの日聞いた男の声を店のカウンターで聞き、麻田という名を知る。
 ある日隣の部屋でガス心中騒ぎが起き、サチ子は麻田の会社に連絡をする。それをきっかけに二人は一度だけ関係を持つ。サチ子は恋をしたと思うが、麻田が自分の財布に3万円入れたことに気付き金で買われたと感じる。お金を返すべく麻田に会いに行くがすでにニューヨークへ旅立っていた。麻田を追いかけてニューヨークへ行ったサチ子は麻田に抱かれお金を返す。一方夫の集太郎はサチ子を探しに峰子のスナックを訪れる。酔ってサチ子の部屋へ行く集太郎だったが峰子を抱きかけて部屋を後にする。

(幸福)
 アパートで洋裁の仕事をしている素子は自分たちを捨てて若い女と出て行った父勇造が倒れたとの知らせを受け恋人の数夫を連れ伊豆へ会いに行く。駆けつけた姉の組子は10年前に数夫の兄に振られた過去を持っていた。その夜素子は機械油の匂いが染み込んだ和夫と腋臭に悩む自分との最初の出会いを思い出しながらも、姉と数夫の間に何もないのか思い巡らす。組子のスナックがオープンした日素子は数夫を連れて店を訪れる。組子が前の店の客に刺される事件が起き入院することになる。病室で数夫と組子が過去に一度関係があったことを話しているの聞いてしまう。ふと腋臭の匂いを嗅ぐがそれは自分ではなく組子からだった。

(胡桃の部屋)
 3年前に会社が倒産したことを隠して若い女と家を出てから父親の代わりとして桃子は一家を支えてきた。父を思い母を思い、妹、弟を思って生きてきたがそれぞれはそれぞれの人生を歩んでいた。

(下駄)
 美術出版社に勤める浩一郎はエラの張った四角い顔から「牌」とあだ名されていた。残業の時いつも出前を取る新陽軒の出前持ちは下駄をならしやってきて骨休めのつもりか会社でぐずぐずしているのが常だった。ある日注文を間違うトラブルが起き浩一郎が救うが、出前持ちに廊下に連れ出される。自分は浩一郎の父親の息子だと告白する。

(春が来た) 
 五回目のデートの時、直子は風見に家族の話をするが見栄を張って話してしまう。デートの途中足を痛めたため風見が家まで送る事になり直子の嘘が露見する。その後風見から連絡が来なくなりあきらめていたが、突然風見が自宅を訪れる。それから毎週風見が来るようになりそれまで自堕落だった家族が変わっていった。
2007-09-09 21:29 | カテゴリ:三崎亜記
(終の響い)
 英明の妻は「別体」であり出産のため帰っていた月ヶ瀬で消滅に会った。英明は妻の「本体」を探しに行き、失われずに生活していた彼女と出会う。彼女は普段の仕事の他に古奏器に音を思い出させる仕事をしていた。二人で生活を始め、消滅から2年目の妻の出産予定日と同じ日に男の子が生まれ、「ひびき」と名付けられる。消滅から三年半経ったある日、白瀬桂子が英明の前に現れる。桂子の勧めで訪れた風待ち亭で妻の本体は夢の中に出てくる風景と同じ絵を見つける。和宏の古奏器の音を取り戻そうとする本体だったがひびきの泣き声と共鳴する。和宏は古奏器を弾くことを思い出し表情がよみがえるが、本体の彼女は倒れこみそのまま眠り続けた。

(艫取りの呼び音)
 居留地から戻らない脇坂を待っている桂子は脇坂が乗っていた車を見かける。その車に乗っていた男の言葉を頼りに桂子は居留地へと向かう。そこで脇坂は「陰族」専任の「御用映士」だったが写真をあるコンテストに出したため妻と子供をなくすという制裁を受けていたことを知らされる。危険をくぐり抜け脇坂を追い求める桂子の意識に町の触手が触れてきた。しかし古奏器の音に心を乗せると町の力が失ってしまうかのような感覚を覚える。

(隔絶の光跡)
 高校生の由佳は同じ高校の勇治に付き合うふりをしてくれと頼む。由佳は強い関係で結ばれていた潤を消滅で失っていた。由佳は管理局の研究所に桂子を訪ね町が消滅して2年後に届いた潤からの手紙を届ける。高校3年の秋に由佳は高校を退学しその4年半後勇治は脇坂と出会う。勇治はふとしたことで由佳と再会する。由佳は管理局で働いており、勇治の消滅耐性を利用して耐性の実験に使おうとする。床の元を逃げ出した勇治は憤りを覚えるが由佳からの助けに応じる。由佳からの頼まれたのは消滅耐性を持った少女を助けて欲しいと言うものだった。

(壺中の希望)
 のぞみは検査を受けるため桂子と由佳のいる病院へ通っていた。防空演習で駆け込んだギャラリーで見た写真に心を揺さぶられる。その中に一枚の絵を背景にして桂子が写っている写真を見つける。その絵の風景は夢に出てくる風景だった。両親に自分と「失われた町」との関連を問いただすのぞみ。父親である信也はのぞみがそこで生まれ発見されたことを告げる。のぞみは由佳を問いただし由佳が管理局の人間で自分を実験に使っていたことを知る。のぞみは月ヶ瀬へ向かう途中の列車で分離した男の子と女の子に出会う。二人とも「ひびき」と呼ばれていた。町に着き自分がここで生まれたことを認識するのぞみだったが桂子は危険を察知しのぞみを風待ち亭へ運ぶ。そこで桂子は四十三年前に消滅した「倉辻」の生き残りでのぞみと同じ消滅耐性であることを告白する。信也はのぞみを探しに町へ入り意識を失う。

〔時系列〕
月ヶ瀬町消滅
1ヵ月後 茜が風待ち亭を訪れる。(風待ちの丘)
3ヶ月後 のぞみが発見される。茜解任。(鈍の月映え)
2年後  ひびき誕生。(終の響い)
     由佳の元へ潤からの手紙が届く。
3年半後 (終の響い)
13年後 (壺中の希望)
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:小説
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2007-09-01 21:25 | カテゴリ:三崎亜記
失われた町'06年11月刊

 30年に一度起きる町の「消滅」。忽然と住民たちだけが消えてしまう現象。SFチックなんだけど小松左京的じゃなくて「黄泉がえり」っぽくそういう状況の中で色んな人が何を感じ何を思いどう動くのかをテーマにした小説。「となり町戦争」のおとぼけ部分をなくした感じ。だから登場人物それぞれが背負ってるものが切実。それに対してみんな真剣に追い求める。途中居留地なんてちょっと関係なさそうな場所にも踏み込んで混迷しちゃうけど。


(風待ちの丘)
 月ヶ瀬町が消滅して一ヶ月、茜は信也と共に回収員として働いていた。町からの汚染を防ぐため月ヶ瀬町に関連するものを回収する作業だった。回収作業を終えて川沿いを散歩する茜は初老の男性中西と出会い彼のペンション「風待ち亭」を訪れ、土曜日にはそこへ行くことが日課となる。ある日風待ち亭に高校生由佳が訪れる。由佳は将来を決めた相手潤が月ヶ瀬に住んでいたという。

(澪引きの海)
 「消滅予知委員会」のメンバー桂子は月ヶ瀬の消滅で多くの犠牲者が出たことに責任を感じていた。桂子は「特別汚染対象者」であること告げたことにより恋人が離れて行ってしまう。一週間後、恋人と決別した公園でテント生活をする青年脇坂と出会う。脇坂はカメラマンで桂子をモデルにと狙っていたと言うが桂子は断る。公園近くのいきつけのカフェ「リトルフィールド」に飾られていた写真に心を奪われる。それは脇坂の撮った写真だと言う。桂子は脇坂に会いに行き「澪引き」と言う言葉を教えられる。それは海の中の見えない航路に導かれるように出会うと言う意味だった。脇坂は過去に大事な人を失ったと言う。

(鈍の月映え)
 茜はとあるギャラリーで月ヶ瀬の風景を描いた絵を見つける。絵の作者和宏は月ヶ瀬で家族を失い記憶も一部失っていた。和宏に食事に誘われ茜は次第に好意を持つようになる。茜は中西に和宏を紹介するため風待ち亭へ連れてくる。和宏は風待ち亭で料理の腕を披露する一方古い弦楽器を演奏し、風待ち亭を手伝うことになる。
 回収作業をする茜は和宏のアパートの部屋を見つける。そこで彼が失ったと思われる恋人の肖像画を見てしまう。和宏には記憶はなかったが愛する誰かを失った喪失感が消えないままだった。
 消失から3ヶ月経ったある日回収作業中の家から茜と信也は三歳くらいの女の子を見つける。その功績から茜は回収員としての任務を解かれ、茜と和宏は中西の自宅へ引っ越す。和宏は茜をモデルに絵を描きたいと言い出し茜は同意するが、ある夜和宏は部屋から消え去り、残ったカンバスに描かれていたのは茜ではなくかつての恋人だった。和宏は月ヶ瀬で発見されるが、後遺症のため今の年齢のまま成長と記憶をとどめることになると管理局の白瀬から告げられる。
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:小説
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