
’05年公開 アメリカ他製作
監督: マイケル・ラドフォード
出演:アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズ、リン・コリンズ
(ストーリー)
1596年、ヴェニス。財産を使い果たしたバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)はポーシャ(リン・コリンズ)に求婚するため、友人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)に資金援助を頼み込む。手持ちがない彼は高利貸シャイロック(アル・パチーノ)から借金をするが、全財産を載せた船が難破し期日までに返済ができなくなり、裁判にかけられることに。シャイロックが借金返済の違約金代わりとしてアントーニオに要求したのが、アントーニオの胸の肉一ポンド。借金の何倍も金を積んでも許さないシャイロックは、証文通り心臓に近い肉一ポンドを要求する。
借金の担保に胸の肉1ポンドってことだけ知っててその前後が分らなかったけどこういう話なのか。
シャイロックって悪人のイメージがあったけどこれ見ると可哀相だね(そう描いたんだろうけど)。キリスト教徒に蔑まされ娘を失って失意の中で感情のまま証文通り要求したのにへたすれば全財産、自分の命すら失いかけて挙句に信条まで変えさせられるんだから。キリスト教徒側とすれば万事丸く収まるハッピーエンドなんだろうけど。シェイクスピアの時代はこうだったのかな。
アントーニオが借金したのも自分のためじゃなくて友人の為ってのも初めて知った。でも二人の繋がりがよくわかんなかったな(そういう関係?)。途中「走れメロス」的な話になるのかと。今までバッサーニオのためにしてたんだからアントーニオが無一文になったんなら逆に助けてあげるのかなとか。
法廷の場面も単なる裁判じゃなくポーシャが絡んだり、その後男と女のどうするどうする的な場面があったりこっちもちょっとハラハラ。シャイロックの言葉尻を捉えての判決もなるほどと。
アル・パチーノの迫真の演技とジェレミー・アイアンズの静かだけど力強い意思を感じさせる演技が対照的。