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2007-01-28 22:10 | カテゴリ:伊坂幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー 03年11月刊
 現在と二年前をカットバックで描いた伊坂っぽい作品。
 これはミステリーに入るのか迷うストーリー(こだわることもないんだろうけど)。途中トリック的表現があることが明らかになり徐々に真実が明らかになる。なぜ本屋を襲わなければならなかったのかが謎ってば謎なんだろうけど。「オーデュポン」ほど話の広がりはないけど、琴美たちがどうなるどうなるってとことか雰囲気は似ている。ちなみに「アヒルと鴨」はドルジが琴美にその違いを聞き二人の関係をなぞらえ、似ているけど全然違うものの例えで使われている。
 たまたまブータンを取り上げたTVを見たけど確かにブータン人は日本人ぽい。インドとチベットの間だから場所によっては偏った顔立ちになるのかもしれないけど。でもドルジって言えば朝青龍なんだけどなぁ(関係ない)。

(現在)
 大学入学のため東京へ引っ越してきた椎名はアパートで河崎と名乗る長身の青年から、そのアパートに住む外人に広辞苑をプレゼントするために本屋を襲うことを誘われる。
(二年前)
 ブータン人のドルジとかつて河崎と交際していたことのある琴美はペット殺しの犯人と思われる3人組と遭遇する。ペット殺しを許せない琴美は「警察に言う」と声を上げたため3人組から付け狙われる
(ネタバレ)
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【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
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2007-01-14 00:39 | カテゴリ:横山 秀夫 
陰の季節98年10月刊
「半落ち」の横山秀夫の第一作品集。表題作「陰の季節」が第5回松本清張賞受賞作。
 ここでは警察官が警察官として事件を調べるのではなく、人事担当や監察官が職務を遂行した(する)上で事件(事実)が明るみに出る。どれも主人公が追い立てられている。異動発表まで、犯罪に巻き込まれていないか、本会議までと時間が限られている中で主人公が奔走する。
 人事担当の二渡が4編とも出てくる。表題作こそ主人公なんで汗かいてるけど後は影に立って各主人公に影響を与えてる感じ。「エース」と言われながらヒーローではない。
 
(陰の季節)
  完成した人事異動名簿の変更作業をしていたD県警本部警務課人事担当の二渡真治は大黒警務部長に呼ばれ、OBの尾坂部が天下り先を辞めないと言い出したためその真意を探るように命じられる。尾坂部が組織に背を向け警察人でなくなることはありえないと感じた二渡は尾坂部に当たるが「心配するな」と突き放される。
 そんな偶然あるかなとは思ったけど、もしその偶然がなければこの話自体成り立たないのだから、あった上での話なんだって納得。
(地の声)
 D県警本部監察課に、Q署の生活安全課長がパブのママとできているという投書が舞い込む。監察官新堂隆義は曾根生活安全課長の内偵を始める。
(黒い線)
 平野瑞穂巡査の似顔絵によりひったくり犯人が捕まった翌日、無断欠勤する。D県警本部警務課七尾友子係長は犯罪に巻き込まれた可能性を否定しながら足取りを追う。部屋で微かに匂う香水に男の影を感じた友子に平野巡査の車が発見されたと連絡が入る。
(鞄)
 D県警本部秘書課課長補佐柘植正樹は県議会本会議で県警への質問をする県議の質問内容を探る内に鵜飼県議が爆弾発言をぶつけるという情報を聞きつける。質問内容を探るが一向に見えてこず、あせる柘植は鵜飼の女のマンションへ鵜飼を訪ねる。10分だけと言う約束で面談を許されるが、ふと覗いた鞄の中にも質問に関するものは出てこないまま本会議を迎える。
(ネタバレ)
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
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2007-01-08 22:46 | カテゴリ:白石一文
05年4月刊
 あんまりこの手の本は読まないし以前この人ので途中で投げた事があったんだけど(「僕の中の壊れていない部分」だったかな)これは読めたな。って言うか結構引き込まれた。
 大手企業に勤務する冬木亜紀が93年29歳から05年までの経過を4編の連作で綴ったもの。
特別エリート意識を持った登場人物もいなかったし、新潟だの福岡だのなじみのあるところが出てきたのもとっつきやすかったのかもしれない。終盤になって向かう先が分ってしまった時はあんまり読み進みたくなくなり、途中から「セカチュー」を狙ったわけじゃないよねとか思いつつ読み終えた。
 実際こういう運命とか考えてる人ってどれだけいるんだろ。自分の周りに少ない気がする。そんな話をしようもんなら笑われそう。この人の場合、結婚を目の前に突きつけられたマリッジブルー的な気もするけど。
(ネタバレ的あらすじ)
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:読書
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2007-01-01 22:59 | カテゴリ:邦画
日本誕生'59年日本
監督:稲垣 浩
出演:船敏郎、中村鴈治郎、東野英治郎、田中絹代、司 葉子、志村 喬、鶴田浩二、香川京子他

 正月だからって訳じゃないけど「日本誕生」。東宝映画1000本の記念作品だとか。
 最近の人はあんまり「因幡の白兎」を知らないことが分った時に手にとったDVD。自分も子供の頃に絵本で読んだだけなんでそれがなければ知らなかったのかも。事実日本武尊(ヤマトタケルノミコト 古事記だと倭建命)と大国主命の話がごっちゃになってた。一連で日本神話だと。「因幡の白兎」って最後の方を歩いていた神様に助けられたんだから決して強い神様じゃないよなぁって思い出したり。調べたら日本武尊って大国主命よりずっと後だった。
 で、これは日本武尊のお話。元々は小碓命(オウスノミコト)って名前で熊曽弟に日本武尊って名乗れって言われる。東の国へ行かされる場面も古事記と日本書紀では違うらしい。ここでは女々しく泣いてるんで古事記寄りみたい。
 恋愛ありチャンバラありと当時は娯楽超大作だったんだろうなぁ。けど節操がないなぁ。あんたさっきまで美夜受姫を愛するって言ってたじゃない。三船らしくていいのかもしれないけど。
 「岩戸隠れ」とか「ヤマタノオロチ」とか時代の違う話も語り部として挿入されている。スサノオ(三船の二役)は出てくるけど大国主命は出てこない。だから「因幡の白兎」は出てきませんでした。アメノウズメ(乙羽信子)が岩戸の前で踊る場面も、紅白のDJ OZMAさながらに見えてるんじゃないの?っぽいボディスーツ。ヤマタノオロチも当事の映像としてはさすが円谷で違和感がない。円谷もしっぽが8本って思ってなかったんじゃないかな?申し訳程度に分かれてる。
 でもこれだけ見ると日本武尊って何したの?って感じ。振り回された挙句非業の死を遂げる日本武尊がかわいそう。
 三船敏郎も「七人の侍」の「菊千代」と「用心棒」の「桑畑三十郎」の間くらいの過渡期的な演技だった。エキストラ以外は豪華キャストなんでそれが誰かを見分けるのも楽しいかも。

(ストーリー)
 ヤマトの国の小碓命(三船敏郎)は、父の寵妃を奪った兄大碓命を追放したことから、西の熊曽征伐を命ぜられる。軍勢は少数であったが小碓命は女に化けて熊曽を討つ。小碓命がヤマトの国に戻り日本武尊と名乗ると、今度は東への遠征を命ぜられる。自分は父景行天皇に愛されていないと日本武尊は悩む。しかしそれは全て大伴(東野英治郎)の陰謀であった。日本武尊はイセの国に住む叔母倭姫(田中絹代)に悩みを打ち明ける。倭姫はスサノオノミコトの神話を話し、景行天皇から伝説の剣を渡すよう言われたと嘘をいい日本武尊を勇気づける。
 叔母の側近の巫女、弟橘姫(司葉子)と想いを交わすが、その後拒否されたと思い込んだ日本武尊は、わずかな軍勢を率いて東へ出発する。しかし、日本武尊の武勇伝は東の国々にも知れ渡っており、どの国も逃げてしまい戦にならなかった。しかしオワリの国だけは王が病のため逃げることができず受け入れた。王の娘美夜受姫(香川京子)と想いを交わした頃、弟橘姫が追って来た。
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