
02年5月刊
旗師「冬狐堂」宇佐美陶子シリーズの2作目。横尾硝子、雅蘭堂・越名集治、蓮丈那智が登場するオールキャスト。本人は出てこないけど三軒茶屋のビアバーも2回ほど登場。キャラ好きの私にはたまらない作品です。
何人か人は死ぬけどそれ自体も背後に隠れている大きな謎の現象に過ぎない。殺人事件がメインじゃないし警察が謎を追うタイプじゃないんでそういうところもいいな。神獣鏡絡みの謎がどんどん大きくなるんでどうなるんだろうと思ったけど 一作目の「狐罠」のトーンとは若干違うけど少し落ち着いててこっちが好きかな。
【ストーリー】
陶子は骨董市で青銅鏡を競り落とすことを依頼される。競り落としたはずの2枚の海獣葡萄鏡のうち1枚は三角縁神獣鏡にすり替わっていた。
市の会主高塚の代理として田中一正が神獣鏡を取り返しに陶子の元へ訪れる。
一方古代技術研究家を名乗る滝隆一朗は陶子が青銅鏡を競り落としたと聞きつけ訪れるが、神獣鏡は古代のものではなく明治期に作られた彫金細工だと告げる。
その後高塚から買い取った絵画が盗まれる事件の後、弓削家の当主妃紙子との会食の後仕組まれたとしか思えない事故に遭う。見つかった絵画から贋作作りと疑われ、陶子は鑑札を失う。自分を罠に陥れた者達へ戦いを挑む。