-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006-08-27 21:07 | カテゴリ:ミステリー
ターン
惹句だと、「真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。」ってあって、その世界に紛れ込んだことが謎なのかと思わせるけどその理由はすぐに分かる(理解はできなくても)。最初から真希に語りかけてるのは誰なんだってイラつくけど。
 ありえない世界でもきちんとルール化されていれば、ああこういうふうになるなって違う世界の常識が納得できる。その辺が気持ちいいかな。ゆったりと進む中で新たな登場人物は緊迫感を生み少しかき乱されるけど。
 「四日間の奇蹟」がこのミス大賞に選ばれて、どこがミステリーなんだって思った覚えがあるけど、超常的現象を扱いながらどうなるどうなる感やハラハラ感やほんの少しの謎があってこっちの方がまだミステリーって感じがした。('01に牧瀬里穂主演で映画化)
スポンサーサイト
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
コメント(0) | トラックバック(0)
2006-08-19 01:18 | カテゴリ:北森 鴻
孔雀狂想曲01年10月刊
 下北沢にある骨董店雅蘭堂を営む越名集治を取り巻く事件を描いた短編集。あまり越名の容貌が描かれていないのでいまひとつイメージできないけどそこそこ目が利く。ただアルバイトの安積の軽さとキャラが作品に噛み合ってない気がする。


「ベトナムジッポー・1967」
 かつてベトナムでルポライターをしていた長坂は雅蘭堂で自分が米軍大佐グエンに贈ったはずのジッポーを見つける。長坂はそれが奇襲攻撃の情報漏洩に利用されたとずっと思っていた。
 長坂の孫娘安積が雅蘭堂に雇われるきっかけになった事件。
 ベトナム戦争時のジッポーがどれだけ流通しているか知らないけどそれが日本に流れ着いて、しかも因縁のある人と巡り合うってのはものすごい偶然だと思うのは私だけでしょうか?
「ジャンクカメラ・キッズ」
 越名が狙っていた長火鉢を市で落札した竹島から、火鉢と抱き合わせで落札したジャンクカメラを譲り受ける。保険調査員椎名が雅蘭堂へジャンクカメラについての調査に訪れる。
「古九谷焼幻化」
 修治は兄収一から金沢での蔵開きで古九谷の壷の競り落としを依頼される。骨董商犬塚晋作が競りに参加することを調べ上げた修治は、この蔵開きは犬塚が仕組んだ罠だと感じる。競りには美術評論家武藤、犬塚、修治が参加することになった。
「孔雀狂想曲」
 鉱物標本を執拗に求める男、大久保が雅蘭堂に現れる。ちょうどその時付き合いのある警察官石森が現れ、難を逃れる。石森が持ってきた盗難品リストの中にK画伯の風景画を見つけ、犯人が怪我をしているという記事から鉱物標本に絵の修復に使われる顔料があったことを思い出す。その一週間後大久保が全裸死体で発見される。
「キリコ・キリコ」
 瀬能樹里子は、伯母大倉瑠璃子から形見の品を預かっているという修次からの手紙で雅蘭堂を訪れる。修次から渡された形見の品は江戸切子細工の酒瓶であった。樹里子が12歳の時、祖父の誕生日の宴席で、食事にうがい薬がふりかけられた祖父が激昂する事件があった。しかし薬を入れたと見られる容器は見つからなかった。
「幻・風景」
 犬塚晋作から、小説家Fが「三鷹駅前暮色」とは別の三鷹駅を描いた絵を探して欲しいと依頼される。Fの先輩作家の日記には「希望の街」という三鷹駅の朝をFが描いた絵があると記されていた。
 最後に犬塚の娘小宮山恵子からキスをされる場面がある。
「根付供養」
 指物職人島津鳩作は風見禎一から江戸時代の「英琳」作の根付の贋作を依頼される。「英琳」の蒐集家高沢の軍師としてついた越名と島津は因縁があった。高沢から預かった3百万円の値をつける根付を安積が壊してしまい、越名は三倍返しを申し出る。
「人形転生」
 競り市で越名が目をつけたビスク・ドールが美輪真蔵に3百万円で競り落とされた。後日そのビスク・ドールは幻のドール「ミツコ」である事を新聞で知る。三日後、美輪とつるんでいたコレクター宇崎法眼の別荘が焼け法眼の焼死体が発見される。
(ネタバレ)
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
コメント(0) | トラックバック(1)
2006-08-11 23:05 | カテゴリ:江戸川乱歩賞
カタコンベ

 新潟県青海町黒姫山の麓、マイコミ平の鍾乳洞で2人のケイバーがニホンオオカミと思われる動物に襲われ、1人が死亡する。 
 その2ヵ月後、この洞窟の調査が行われる事になり、ケイバーの東馬亮、相田宗治、古生物学の大学院生水無月弥生が参加する。5年前に弥生は、ケイブダイバーだった父をマイコミ平にあるヒスイ峡洞で亡くしていた。その事故の原因となったのが東馬のミスであった。
 弥生の他柳原教授、梶本教授、三島和良、霧崎彰の5人で構成されている第1アタック班が竪穴を降りて行った時、崖崩れが起き5人は洞窟に閉じ込められる。
 ダイナマイトで入り口の岩を取り除こうとするレスキュー隊を尻目に東馬はヒスイ峡洞と地底湖で繋がってると確信し救助に向かう。水が洞窟を埋め尽くすまで5時間しかなかった。

 第50回江戸川乱歩賞受賞だそうでその選評でも手厳しいしあんまり評判もよくないみたいだけど面白かった。冒頭で東馬が救助の際やむを得ず人を傷つけてしまう場面の位置付けが分からなかったり、ヒスイ峡洞から黒姫鍾乳洞へ向かう場面があっさりしすぎてたりもするけど枚数制限のためかななんていい方に考えたりして。
 拳銃を持っているのは誰か、だれが秘密を守ろうとしているのかバラバラの場面が1つに集約されるってのはオーソドックスだけど気持ちいい。「ホワイトアウト」っぽい映像をイメージして読んだけど暗闇の中だと映像化しにくいかな。ちなみに「カタコンベ」とは地下墓地の事。
【ジャンル】:小説・文学 【テーマ】:ミステリ
コメント(0) | トラックバック(0)
2006-08-05 21:04 | カテゴリ:ヒッチコック
サイコ スペシャル・エディション
'60年/アメリカ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズほか


  言わずと知れたミステリーの古典。最近は忘れられてるかなって気もするけど、映画半ばで主人公と思われていた人物が殺される展開や、犯人の意外な姿って部分は後世のミステリー映画に結構採用されてる。デ・パルマの「殺しのドレス」なんてこれの焼き直し(オマージュ?)だし。夜、雨の道を逃走して迷い込むってシーンもよくあるけどこの映画をイメージさせるな。続編やらリメイクも何本かあるし。

【ストーリー】
 恋人のために会社の客から4万ドルの現金を横領して逃走したマリオン・クレーン(ジャネット・リー)は、恋人のもとへ向かう途中、道に迷いノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)が経営するモーテルに泊まる。その夜正体不明の女性にシャワー室で惨殺される。失踪した彼女の行方を追ってきた恋人と妹は、ノーマン・ベイツのもう一つの人格を目の当たりにする。

 バスルームでシャワーを浴びている時にシャワーカーテン越しに襲いかかられカーテンに血が飛び散るシーンは有名。だから、「え?この人主人公じゃないの?殺されちゃうの?」って思ってしまうよね。マリオンの逃走場面も結構ハラハラするからこっちが主題じゃないのかってつい思ってしまう。
【ジャンル】:映画 【テーマ】:DVD
コメント(0) | トラックバック(0)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。