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 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
'06年2月刊

 ず〜っと引力って何なの?って疑問を抱いてた。リンゴが落ちました。それは引力のせいですって、そこは譲るにしても(でも落ちるは落ちるだよね。何かに引っ張られてるって感じじゃない。)、だからどう力が及んでるわけ?って。何かで引っ張られてるわけじゃないし地球と何にもつながってないじゃない。なのにどうして力を及ぼせるの?磁石もそう。何で引き合うの?って。離れて力が及ぶならいわゆる超能力もあながち否定できないんじゃないなんて思ったりして。
 ちょうど冥王星が太陽系惑星から削除された頃でタイムリーな本だった。
 著者は「科学とは仮説に基づくもの」って言ってる。あんまり疑ってばっかりいては話が進まないけど常識を疑う事から新しい発見は生まれるのは確か。科学は進んだと言ってもまだ分からない事だらけだし、世の中の常識にとらわれちゃいけないってことを書こうとしたんだろうけど、科学の方法論について絞った方が分かりやすかったかも。
  いろんな現象を満遍なく説明できる方法を考え出すのが科学なのかなって。その理屈ならとりあえず見渡せるぜ〜んぶに説明がつく。でもそれを証明することができない以上仮説だと。だからもっと頭のいい人が出たり新しい現象が出たりするとそれがひっくり返ったりする。
カムイ外伝 (1) (ビッグコミックス) あ〜、そう。これ映画化されるんだ。でも最近復活した方なのかな(最近って言ってももう20年近くなるのか。画像は83年刊のもの)。
 「サスケ」が流行ったせいか当時は結構時代劇アニメブーム(だったのかな?)。これも好きで見てた。ソノシートも持ってたな。ひ〜とり〜、ひ〜とり〜カムイ〜♪って。でもアニメより漫画の方が印象に残っている。変移抜刀霞切りとか飯綱落としとかカムイの技が解説が付いてた。
 そのまま見てたから「外伝」の意味を後で気付き、「カムイ伝」の存在なんて後で知った(話が難しくて興味持てなかったけど)。
和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか (講談社現代新書)'05年7月刊

 イヤイヤイヤイヤイヤ、これがどうして現代新書から出るんでしょ。和田のファンブックみたいじゃない。半分近くが和田の経歴紹介みたいな感じ。
 「さおだけ」みたいに野球の不思議をいくつか取り上げる構成にすれば面白かったのに。渡辺俊介は120キロ台でなぜ三振が取れるのかとかホークスの4番はなぜ打てないのかとか「アッー!」はなんて発音するのかとか。
数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜  算数嫌いの少年ロバートの夢の中に夜な夜な現れる「数の悪魔」が数学のレッスンをする12章からなるお話。
 「2以上の偶数は2つの素数を足したもの」なんてへ〜って思うけどどれだけの子供が不思議に思うのか。三角2
 「パスカルの三角形」一番上を1としてその下は上の数字の和で表した数字のピラミッド。5の倍数、4の倍数だけを塗りつぶしていくと中に逆三角形が現れる。
 「フィボナッチ数列」なんてのも扱う。1から始まって前2数を足していく。1、1、2、3、5、8、13・・・って続く数列。うさぎの子供の増え方になぞらえて説明している。
 任意の2つの数字(a,b)の和(c)を大きい方の数字(a)で割り、その和(c)と大きい方の数(a)を足した数(d)を前の数の和(c)で割ることを繰り返すと「1.618033989…」に限りなく近づいていく。いわゆる「黄金比」(ここではこの言葉は出てこないけど)。で五角形の対角線にも現われるなんてことにも触れている。
 数って不思議だなって思うきっかけにはなるだろうけど算数好きになるかっていうと別問題だと思うけど。それでも素数とか累乗とかに触れるにはいいかも。
世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)>'05年4月刊
 「博士が愛した数式」の小川洋子と数学者藤原正彦のエッセイ風の対談集。へ〜、この藤原さんて新田次郎と藤原ていの息子なんだ。
 数学では神様がそこに美を隠してるから美しい方法があるはずって思いながら数学者が研究してるなんて知ってたら数学の授業も違ってたんだろうな。ヨーロッパには、宇宙は神様がつくったものなので美しい調和に満ちているって先入観があってニュートンなんかその調和は数学で書かれているはずなんてすごい偏見を持っていたらしい。数学は美しいかどうかが重要で、役には立たないけど人間の感激したいっていう欲求を満たすという意味で価値は高いって言ってる。
 数なんて概念は人間が作った(発見した?)もののはずなのに、そこにはそれ独自の世界(法則)が存在してる。物理も化学も宇宙とか違う世界へ行けば定理は崩れるし今でもどんどん新しい発見があってそれまでのものが覆されるけど、数学だけはどこへ行っても同じって言ってる。全然無関係の世界から構築された概念がひょっこり結びついたりする。円から発見されたπが「オイラーの定理」やら「ビュッフォンの針の問題」とか円とは縁もゆかりもない(^^;ところへやたらめったら出てくるらしい。不思議だよね。だから神様が作ったものとしか思えないってことになる。
 天才数学者の生まれる条件は第一に何か(神、自然、伝統)に対してひざまずく、第二に子供の頃から美しいものを見ていること、第三に精神性(文学、芸術、宗教)を尊ぶことって言ってる。数学者にはならなくてもいいけどあらまほしきものって感じだよね。
 「暗記(暗唱)することで人は言葉や数を宝石に変えられる」って言葉もそうなのかって思ったけど、それだけで脳の大半占めちゃいそうな気もする。頭のいい人の話なのかな?
 江夏が「28(完全数)」って背番号をつけてたのは阪神時代だけだったから南海へトレードされた76年で博士の記憶が途切れることにしようって言ってる。なるほどそこが主題だったのか。でも映画じゃ強調されてなかったな。

 「ビュッフォンの針の問題」何本も引いた同じ幅の平行線にその幅の半分の長さの針を落とすと針が平行線に触れる確率は1/π(らしい)。

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